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遠く尊い空

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空は尊い。人間間の軋轢に耐えきれなくなった時空を見上げる。

昨日買った高い靴もあの子が持つ鞄もこれには敵わない。

ビルの向こうの青、遠い青、それから透けるような雲。

誰の手にも入らないから美しい。恋人と別れたばかりの人にもさっきまで家族と喧嘩していた人にも頭の上に広大な空がある。


じっと座ったまま動かずにまるで石のように黙って雨が通り過ぎるのを待つ。小さな蟻が這う窓際で

何処から来たのだろうと疑問に思いそっと鍵に触れて開く。

雨音が心地良くそしてどこか哀しく水に流されていく自分をイメージしながら目を閉じてみる。

そこには深い闇が待っている。もう一度目を開けて小説の冒頭を読み、疲れて眠る。ゆっくり時が過ぎる。

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